傾いた秤 片側は地に落ち空を仰ぐ
その傍らには代価が
陽だまり咲く午後 穏やかさに寄り添う心に棘
その痛みを代償と
言葉の裏に潜む 悪意に身を歪め苦痛に泣く声 止めるのは誰?
喉を嗄らし 救われた己
望みはいつも僅かばかり及ばぬところへ 手の届かぬ先に
皺だらけの便り 虫喰いの隙間
零れ落ちた篝火揺れる残照
遠巻きに熟れる 吐き出した文字に苛立ち覚え
その憂いにためらう
心が表に纏う 欺瞞に目を細め苦悩し問う声 答えるのは誰?
指し示し 導かれた己
望みはいつも僅かばかり戻らぬところへ 振り返れぬ過去に
言葉の裏に隠した 怯え 心の表を包む 恐れ
全て許し抱いた 甘く愛しい君
望みも何もかもすぐ傍に でも 手を伸ばせぬ自分がいた
今思い、願う。
「 少しでも幸あるように 」「 笑ってくれるように 」 だから
今思い、描く。
「 この先に光あるように 」「 抱く夢失くさぬように 」
これからを生きる君の為に 柔らかな温もりで息絶えた夢を溶かし そっと
この歌を 手紙に代えて。
